うずしおの中庭

平成最期のブログを書いておこう。

とりとめもなく。

うずしおの中庭を目の前にして、思う。

昔、中南米が好きで旅をしていた時、ほどんどの庭にパティオ(中庭)があった。

私はその響きも、その空間の空気感も大好きで、特に観光もせず、本を読んだり、旅の記録を書いたり、スペイン語の勉強をしたり、楽器を弾いたり、時にはパティオを通りかかる人と話したり、まどろんだり。

表通りからは見えない余白空間。

その豊かさと贅沢さ。

今、濡れ縁に腰かけて一本の銀杏の木の下、お茶をする。

日本みつばちの巣箱の周りには蜂たち。

これはとても小さなしあわせだけど、小さな積み重ね。

明日に繋がるのは今日でしかないんですよね。

今、この場所にいるのは、今までの積み重ねでしかないと思うんです。

積み重ねたものを崩してしまって後悔した日々もあったけど。

積んでいくために、土台もしっかり作らなきゃだけど。

小さく積みあげて行くことを大事にしたいと改めて思う、平成最期の日。